そうだったのか!思考が現実化しない理由と解決策

『思考は現実化する』

ナポレオン・ヒルの本のタイトルにもなっている有名な言葉です。

あなたはこれまで思考が現実化したという経験がありますか?私がこの言葉を知ったのは社会人になった頃だったと思います。

多くの自己啓発の本や多くの成功者が同じようなことを言っているので、「きっと本当なのだろう」と思ってはいましたが、私の「成功したい」「お金に困らない自由な生き方をしたい」といった思考はまったく現実化することはありませんでしたし、その気配すら感じられませんでした。

しかし、ふとした時に自分が間違っていることに気付いたのです。

「ああ、そうか」

思考は現実化してたんだ

それが今の私の考え方です。

人によっていろいろなパターンがあるのかもしれませんが、一つの例として私がそう考えるようになった理由をお話しします。

思考は現実化するは本当か

多くの成功者が語る「思考は現実化する」という言葉に私はとても魅かれていました。なんだか魔法の杖を手に入れたような気分になっていた時もあったと思います。

しかし、自分なりに将来の夢やなりたい自分、理想の未来を「思考」をしても、それが実現しそうな気配を感じることがないまま長い年月が過ぎていきました。

「思考したことが全て現実化するわけではない。」

「たくさん思考したうちのどれか一つが現実化したことを言っているのではないか。」

いつの間にかそんなふうにこの言葉を解釈するようになっていたのですが、いつも気になっていることが一つありました。

それはスポーツの世界ではイメージトレーニングの効果が認められている、ということです。

成功哲学や自己啓発の世界でいわれる「思考」というのはざっくり言うと、具体的に夢や願望を言葉にし、ハッキリとした映像としてイメージしなくてはいけない、ということでした。

あらゆるスポーツのトップ選手たちが取り入れているイメージトレーニングは「まさにそれだろう」と思っていたのです。

一部の選ばれた人にだけに効果があるのか、効果がある人がトップに立てるのか、そんなことを思いながらも「何か違うな」という釈然としない状態が長く続いていました。

そんなある日、ビジネスにおける強みや弱みを考える過程で、自分自身の過去について考える機会がありました。

ドラマのような出来事なんてない平凡な人生でしたが、そんな中でも多少はうまくやれたこと、達成できたことがいくつかありました。

「そういえばあの頃は必死にやってたなあ」

「あの頃は〇〇のことばかり考えてたなあ」

そんな昔のことを思い出している時に気付いたのです。

「思考か・・・」

思考とは何か

思考は、考えや思いを巡らせる行動であり、結論を導き出すなど何かしら一定の状態に達しようとする過程において、筋道や方法など模索する精神の活動である

これはウィキペディアからの引用です。

私は思考していると思っていたのですが、どうやらそれは大きな勘違いをしていたようです。

私はお金をたくさん持っていて自由に何でも買える自分や十分なお金をもっていて自由な時間を満喫している自分を一生懸命イメージしていました。

これは「思考」ではなく単なる「空想」だったのです。

調べてみると「思考」という言葉を定義するのはかなり難しいようです。しかし漢字の意味から言うと「思い考える」ことであり、私はずっと「思っているだけの状態で考えていなかった」とも言えます。

そうです。全くと言っていいほど、道筋や方法などの模索をしていませんでした。

過去に何かを達成した時を振り返ると、私はどうやったら達成できるかという「道筋や方法」をいつも考えていました。仕事している間とか、学校にいる間、クラブ活動をしている間などではなく、起きている間中、本当に頭の中はそのことばかり考えていたことに気付いたのです。

そしてその時は夢を追いかけているという感覚はなく、単に「達成したい」「できるようになりたい」という思いであり、夢よりももっと身近なもの、もっと単純な何かを追いかけている感覚だったと思います。

多くの人は思考ではなく空想しているだけ?

結果はコントロールできないが、プロセスはコントロールできる

私が「思考」していると思っていたことは「結果」をイメージしていただけでした。そして何かを達成した時は四六時中プロセスを考えていました。

ビジネスでお金を得るのは価値を提供した結果です。十分なお金を持っている状態は結果であり、価値を提供するのがプロセスにあたります。

「どうやればうまくいくか」ばかり考えている人なら誰でも、何かいいアイデアを思いつくと早く試してみたくてすぐに行動するでしょう。

大量の行動をするから望む結果が得られるというのも一つの真理です。

言われてみれば当たり前のことばかりですが、

「顧客に価値を提供すること」を四六時中考えていたら・・・

思いついたことを次々と行動に移していたら・・・

いつかは十分な結果(お金)が手に入るというのは誰もが納得できますよね。

スポーツ選手がするイメージトレーニング

これまでのことをスポーツ選手のイメージトレーニングに置き換えて考えてみます。

スポーツ選手はイメージするのは、体の使い方やボールを打つ時の感覚、周囲の音などいろいろあるでしょうが、これらは試合に勝つまでのプロセスであり、行動している場面です。決して表彰台に上がっているところ、賞金をもらって贅沢をしているところをイメージトレーニングしているわけではありません。

恥ずかしいことに、私はずっと賞金を獲得した後の優雅な暮らしをイメージしていました。

なぜ空想しかできなかったのか

このようなことに気付いた後、一つの疑問が生まれました。

「なぜ現実化するために方法や手順を四六時中考えることができなかったのだろう」と。

この問いに対する正しい答えは正直よくわかりませんが、次の2つが関係しているように感じています。

  1. 目指すゴールに自分がリアリティを感じていない。
  2. 本当にやりたいことではない。

イメージした状態が遠すぎる、身近な具体例がないなど、現実味がなさすぎて心のどこかで無理だと思っている。または他人のマネ・他人の意見を採用しただけで、自分が心の底からやりたいと思っていないということです。

心の底からやりたいこと、達成したいことなら人は自然とどうすればできるかを模索するはずです。これは「やる気」や「モチベーション」と同じではないでしょうか。

成功者の思考が現実になるプロセス

成功者が「思考は現実化する」といっている中身は次のような流れだと思います。

  1. 心の底からやりたいこと、達成したいことを見つける
  2. そのことをどうすれば達成できるかを常に考える
  3. アイデアが思いつき、行動する。
  4. 行動するので何かしらの結果がでる。
  5. 結果をもとに更にゴール・目標に到達する方法を考え行動する
  6. いつの日かゴールに到達する

「思考は現実化する」をわかりやすく言い換えると、

「現実化する方法を常に思考しているから、いずれ思考が現実化する」

ということですね。

言われてみれば当たり前のことですが、これを「思考は現実化する」と表現するところがすごい!

マーケティングの観点からみてもいいネーミングだなあと思います。そりゃ売れるはずですよね。

といっても、最初のころは「嘘だ」「あやしい」と言われてなかなか売れなかったそうですが・・・。実際のところどうだったのでしょう?

継続して行動することなしに望む結果は得られない

どんな成功法則も行動が必要

「思考は現実化する」「引き寄せの法則」などいろいろな成功法則がありますが、行動をせずに結果を得られるものはないはずです。法則の中に行動するという項目がなかったとしても、それはこうすれば自然と行動するようになるのでいつかは結果が得られるということだと思います。

行動と言わずに自己表現とか、自分を解放するといった表現が使われていることも多いですね。

行動できない理由

本当に心の底から達成したいゴールであれば、常に達成できる方法を考えるので「行動できない」ことはないはずです。しかし、それだけ強いものをいつも誰もが持っているかというと、それは違うような気がします。

つまり全ての障害を乗り越えながら行動できるほど強い願望ではなかった場合、行動できない場面があるのも当然だということです。

人が行動できない理由は主に以下の5つがあるのではないでしょうか。

  1. 他人の意見、他人のマネをしているなど、本当にやりたいことではない
  2. 失敗することに恐怖・ストレス・恥ずかしさを感じている
  3. お金を稼ぐことに罪悪感がある
  4. 自分はこんなものというように、自分の上限を決めている
  5. 環境や周りの人など外的要因でできない理由をつくっている

本当にやりたいことを見つけるということは、それほど簡単なことではないですよね。本当は何を望んでいるのか、どのような思い込み、誤った信念があるのか、もっともっと自分と向き合い、自分をよく知る必要がありそうです。

ゴールを達成するために思考しよう!

もしあなたが今、行動ができてないと感じているなら行動できない理由を考えてみましょう。多くの場合は失敗への恐怖であったり、非難されるかもしれない、クレームになるかもしれないといったことへの不安や恐怖であったりします。

しかしそれらの多くは「そうなるかもしれない」し、「ならないかもしれない」ことです。行動してはじめてどのような結果になるかがわかります。悪いことが起こらないように完璧に準備したくなる気持ちもわかりますが、完璧なものなど存在しないのです。

まずは今感じている恐怖、不安、心配事の全てを書き出してください。そして一つ一つに対する反論をたくさん書いてください。恐怖や不安、心配事を徹底的に論破してください。これをすることによって「小さなことで悩んでいたんだな」と思えるようになるはずです。

さあ、思考をして現実化しましょう!

参考記事

目的・ゴール・目標・ビジョンの違いとあらゆる目標を達成するコツ
目標、目的、ゴール、ビジョン。これらの違いと関係性を明らかにするとともに、モチベーションとパフォーマンス、あらゆる目標を達成するコツについても紹介します。
目標が達成できない時のチェックポイント
目標を達成するには行動が必要です。しかし実際には行動しないまま時間が過ぎることがよくあります。自分の中にある行動できない原因を発見できれば解決策が見えてきます。