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あなたにとって「美」とは何ですか?

この「美とは何か」という問いはとても難しいもので、人それぞれ、その背景や年齢、状況など、様々な要因で答えが違ってくると思います。
さらに、この質問に対する私の個人的な答えは、時代や状況によって変わることがあります。
おそらく、私にとっての完璧な美とは、さまざまなもの、状況、人物などが相互に作用して、「よく調和」したときに生まれるものだと思います。そして、それが正しいことであり、全く異なるものであってはならないと感じるのです。また、それは美的な側面を参照する必要はありません。例えば、人、料理、場所がうまく調和すると、「ただただ美しい」夜になることは、多くの人が経験していることでしょう。
建築で言えば、素材、構想、施工が一体となった時に美しさが生まれます。あるいは、人が建物に生命を吹き込んだとき。
また、美しいものは必ずしも首尾一貫したものである必要はなく、実に矛盾したものである場合もあります。

あなたの活動において、「美」が与える影響とは?

私の写真シリーズでは、現代建築が、現実でよく見られるような灰色で単調なものである必要はないことを示したいと思っています。現代建築は冷たいもので、美しくないものだと認識されていることが非常に多いのです。それは、デザインの過程で機能性が優先され、喜びや美しさといった問題が軽視されたからです。  私は、機能的な建築物に色を与えることで、この非常にシンプルな介入が、その建築物をより面白く、住みやすく、美しくすることができることを伝えたいのです。

作品について、また今後のプロジェクトについてお聞かせください。

まだまだ見るべき、解釈すべき建築がたくさんあるので、最終的にはこのシリーズを世界中のもっと多くの国や都市に広げていこうと思っています。2016年に建築の勉強を始めたばかりなので、現在はこのことを優先しています。今のところ、他に計画しているプロジェクトはありませんが、このプロジェクトのように、プロジェクトのアイデアが私の頭の中に自然に浮かぶことはよくあります。

私について:

私は1998年にベルリンで生まれました。2016年に学校を卒業した後、オーストリアに移り、リンツの芸術・工業デザイン大学で建築を学びました。

 

プロジェクトについて:

2015年から始めたプロジェクトでは、現代建築に色がないことを批判し、色がいかに「普通」の建物を面白く、住みやすくするかを示すために、現代建築を撮影し、フォトショップで色を付けています。

 

詳しくはこちら:

www.paul-eis.com/
www.instagram.com/the_architecture_photographer/