サンドシェード、ユニークなデザインピース、文化遺産、そしてモダンな表面が、政府のオフィスを美的インパクトの高い魅力的な空間に変えました。アブダビに作られた恒久的なオフィス「創設者のオフィスe」の表面を、Ideal Workの Microtopping®が覆っています。
ここはアラビア半島、ペルシャ湾の南東に浮かぶ島々の上に位置する近代的な都市、アブダビです。アブダビはアラブ首長国連邦の首都であり、政府や行政の中心地でもあります。政府機関の中でも、創設者のオフィスは特別なストーリーを持ちます。その名は、アラブ首長国連邦の建国の父として知られるシェイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーンに由来しています。シェイク・ザイード氏は、UAEの設立から亡くなる2004年まで大統領を務めました。この特別なオフィスは、彼の生誕100年を記念して作られました。
そのため、インテリアデザインのスペシャリストであるブルーハウスは、創業者のオフィスを作る際に、ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーンが大統領時代に示していた、知恵、尊敬、決意、忠誠心、国家への帰属意識、犠牲心などの重要な価値観を反映させたいと考えました。
オフィスは大きなオープンスペースで、近くの砂漠を連想させるサンドシェードでデザインされています。廊下に沿って、砂の入ったウォールウィンドウが砂丘の魅力を再現し、訪問者をメインルームへと導きます。ここでは、暖色系の自然素材とグレーのミニマルな家具が交互に配置され、コンテンポラリーな雰囲気を醸し出しています。
天井には、ユネスコの無形文化遺産に登録されているベドウィンの古代織物である「アル・セドゥ」と呼ばれる手作りの編み込みが施されています。近くのジャバル・ハーフェット山から切り出した巨大な石でできた大きなカウンターの後ろには、スポットライトが配置され、首長が生まれた夜の空にあった星座が再現されています。
Microtopping®は、空間を統一し、ベルベットのような効果と時代を超えた雰囲気を与えるために選ばれました。Microtopping®は、わずか3mmの厚さで現代的でインパクトのある環境を作り出すことができるIdeal Workのソリューションです。廊下の床と壁に使用されているMicrotopping®は、水平方向と垂直方向の両方の用途に適しており、温かみのある砂の色と完璧にマッチします。Microtopping®は、そのニュートラルな色合いにより、木やロープなどの自然素材との完璧なパートナーとなり、家具や装飾品のひとつひとつをエレガントに際立たせています。
施工：2019
場所：アブダビ、UAE
デザイン：Bluehaus Group
建築・内装工事会社：Al Tayer Stocks
写真：Chris Goldstraw
Description:
The Founder’s Office based in Abu Dhabi was initiated to oversee all activities taking place as part of the Year of Zayed, and is a focal point to show the significance of Sheikh Zayed as both a ruler and also as prominent global leader.
The space was created as a work environment to continue the legacy of the founding father – HH Sheikh Zayed bin Sultan Al Nahyan. Consisting of a library, sound studio and an arts exhibition.