再現性のない独自性
Acid-Stain(アシッドステイン)は、設計士とお客様のニーズに沿って設計および施工される、まさにオーダーメイドの床です。Acid-Stainは、金属塩ベースの特殊な酸をコンクリートに浸透させ、化学的に色を変化させることで、独特で永続的な色を生み出します。Ideal WorkのAcid-Stainは、天然石のようなニュアンスや、経年による緑青によく似た古色蒼然とした外観、変化に富んだ多様な色や半透明な色を生み出します。それぞれの外観は唯一無二であり、他の着色料では再現できないものです。こうしてコンクリートの床張りは、ごく一般的な外観ではなく、豊かで自然な美しさを帯びます。
Acid-Stainが選ばれる理由
ユニークでモダン
Acid-Stainは、個人住宅、ロフト、公共施設、店舗、ショールーム、レストラン、ディスコ、パブ、展示会や見本市のパビリオン、ホテル、ショッピングセンターなどの設計において、デザインスタジオ、建築家、デザイナー、インテリアデザイナーの注目を集めています。Ideal Workの製品と技術の適応性により、用途や荷重の大きさに応じて、それぞれのプロジェクトの調査、設計をします。これらの基準とお客様のご要望に基づき、床張りの厚さ、硬化剤の種類(パウダーもしくはペーストタイプ)、表面仕上げの種類、その他の技術的仕様を決定します。
実用的で簡単なメンテナンス
色彩に富み、メンテナンスが容易なため、商業施設での施工に人気です。摩耗や劣化が早く、剥離する可能性のあるアクリル染料やその他の樹脂でコーティングされたコンクリート表面に比べ、Acid-Stainの色は、耐久性と耐摩耗性において優れています。Ideal WorkのAcid-Stainは、コンクリートとの化学反応で表面の一部となります。そのため、色あせ、腐敗、ひび割れ、剥離の心配がなく、コンクリート同様の耐久性があります。
床以外にも施工が可能
階段や垂直面も、Acid-Stainでコーティングすることができます。建築設計士は、お客様それぞれのニーズに応じ、Ideal Work施工パートナーと一緒にカスタマイズできる、個性的で印象的な空間を創造するためのソリューションを手に入れました。
Acid-Stainを使った最新の施工事例
施工方法
1. 下地準備
2. Ideal Stain塗布
3. 洗浄
4. Neutralizeで洗浄
5. 保護コーティング塗布
よくある質問
確実にありません。Ideal WorkのAcid-Stainの酸は、 塗布後4時間のみ反応するように処方されています。塗布が完了し、表面保護コーティングで床を処理した後は、床暖房があっても、健康に害を及ぼす可能性のある物質が放出されることはありません。Acid-Stainは、室内で検出された空気品質でクラスA+に分類されることが実験で証明されています。
もちろんです。コンクリート、Betontop(ベトントップ)、Microtopping®(マイクロトッピング)など、最も適した素材を選択するために、可能な施工厚を確認する必要があります。さらに、コンクリートまたはBetontopでAcid-StainやNuvolato Architop®(ヌヴォラート・アーキトップ)を施工した場合、他の床材と比較して、熱伝導率がより高いという結果が得られています。
すべてのコンクリート床同様、Acid-Stainにもジョイントが必要です。切断することでコンクリートの自然な収縮を促し、管理しながらジョイントを形成します。カットのデザインや配置を決めるのは、Ideal Work施工パートナーの役目です。ジョイントの形成後、色付き特殊樹脂を充填し、床と同じ色にすることができます。
コンクリートや同等製品で作られた表面では、コンクリートの収縮によりひび割れが発生する可能性があります。担当施工会社は、構造物の沈下など施工に起因しない理由でひび割れが発生した場合でも、ひび割れの発生を抑えるために必要な措置を講じることを約束いたします。また、ひび割れが発生した場合も、専用製品でひび割れを修復することで、ひび割れを目立たなくし、美しく仕上げることが可能です。
Acid-Stainフロアのお手入れは簡単です。泡の出ない床用中性洗剤を水に少量加えたものに布を湿らせて表面を拭くだけで十分です(例えば、PERFETTO! Ideal Work:Ideal Workのデコラティブフロア用洗剤)。水溶性のセルフポリッシングワックス(Ideal Ceraなど)や蜜蝋(EASY WAXなど)をベースにした保護用製品で床を定期的にお手入れすることも有効です。石鹸、酸、アンモニア、塩素、研磨剤を含む洗剤は使用しないでください。非腐食性の中性洗剤のみを使用されることをお勧めします。
Ideal Workでは、幅広い保護コーティングを用意しています。適切な保護コーティングの選択は、使用する方ののニーズによって異なります。溶剤ベースの製品と水性ベースの製品と両方あります。樹脂処理を施すことで、誤って落とした液体が急速にマイクロセメントに浸透することを効果的に保護しますが、いずれの場合も、あらゆる液体、特にワイン、オイル、酢、コーヒーなど家庭環境でよく使用されるものは、それらが浸透する前に、できるだけ素早く取り除く必要があります。
もちろんです。特殊な作業を必要としますので、ご希望の外観が実現できる最適な技術ソリューションを、Ideal Work施工パートナーと一緒に選択することが重要です。
床の厚さは、通行量や、床が受ける荷重の種類によって異なります。この情報に基づいて、使用するコンクリートの厚さや種類を決定します。通常の状態で使用される場合の目安:屋内または屋外の歩行者専用エリアでは7~10cm、軽車両の通行エリアでは13~15cm、中・重車両(自動車、トラック)の通行エリアでは18~20cm。これらよりも薄い厚さ(5〜6cm)の場合は、コンクリート下地の代わりに、コンクリートに似た特性を持ちながら、より薄い下地を作るのに適した特別な多機能添加剤BETONTOPを使用することをお勧めします。これらの数値はあくまでも目安ですのでご参考としてお使いください。想定される荷重(臨時荷重も含む)に基づいて、使用するコンクリートの厚さや種類を決定するのは、設計士の役目です。いずれの場合も、お客様のニーズに合った最適な床材を選ぶために、Ideal Workの施工パートナーがアドバイスやサポートをさせていただきます。
もちろんです。モノリシック工法のコンクリート床であるため、歩行や衝撃、車両の通行に対して非常に強い耐性があります。色は施工面と一体化しているため、色あせ、欠け、ひび割れ、剥離の心配がなく、コンクリートのような耐久性があります。
技術的には、硬化剤Ideal Floor Pewter(ライトグレーベースのチタン骨材)を使用したNuvolato Architop®フロアは、後にIdeal Stain酸性染料を使用してアシッドステイン処理を行うためのベースとなる表面です。したがって、Nuvolato Architop®は、Acid-Stainのベースとなりますが、構造的には変わりません。厚さの評価、摩耗や圧縮に対する耐性、保護やメンテナンス処理は実質的に同じです。違いと言えば美的感覚で、色や効果が全く異なります。Nuvolato Architop®の床は、パステルカラーやグレー、白を基調としており、仕上げの質感はソフトで均一になる傾向があります。
基本的には可能です。 アシッドステインフロアは、既存の下地床の上にも施工することができます。その場合、新しい床を接着する下地床の品質と種類を確認することが重要になります。利用可能な厚さに基づいて、Ideal Workはさまざまな技術的ソリューションを提供しています:3~4mmの厚さにはMicrotopping®、1~2cmの厚さの床の施工にはTOPFLOOR(トップフロア)、2~6cmの厚さに適したBETONTOP(ベトントップ)。いずれの場合も、お客様のニーズに合った最適な床材を選ぶために、Ideal Workの施工パートナーがアドバイスやサポートをさせていただきます。
もちろんです。屋外施工の場合は、防滑性が必要となりますので、それに適した仕上げや、保護処理を施工パートナーと一緒に検討することが重要となります。
金属塩を含む酸性カラー溶液がコンクリート床に接触すると、床自体のアルカリ成分と反応し、金属塩が析出して色を生み出します。最終的に現れる色合いは施工ごとに異なります。コンクリートの化学組成、混合配分、孔の量、古さ、肌理、色、塗布回数、その他多くの要因の影響を受けます。
Acid-Stainは、強い個性を持った独特な外観と、再現性のない色と質感の組合せが特徴です。なお、混合時や塗布時に水を加えることで、効果の強さやムラを部分的に抑えることが可能です。完全に均一な仕上がりをご希望の場合は、Nuvolato Architop®を選択されることをお勧めします。
着色剤には標準色7色(緑、琥珀色、テラコッタ、ブラウン、ターコイズ、黒檀色、翡翠色)があります。複数の色を混ぜ合わせたり、水で薄めたりすることで、色や濃さを変えることができます。酸は樹脂、ワニス、塗料ではありません。色は、床のアルカリ成分と製品に存在する酸成分との間で発生する化学反応によって与えられます。特定の色をご希望の場合は、Nuvolato Architop®を選択されることをお勧めします。