他の人が見ていないものを見ることができる、これは芸術と定義することができます。色や素材から何かを感じ取り、それを使って新しい、ユニークなものを生み出す目の力。
デザイナーのフランチェスコ・フェルトリンは、自身のプロジェクト「Burnout」でIdeal Work®のコンクリートソリューションを使用し、これを実現しました。
若手デザイナー、アーティスト、そして優れたコミュニケーターであるフランチェスコ・フェルトリン氏は、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートのデザインプロダクト修士課程2年の時に、コンクリートの可塑性と多様性に関する研究に取り組み、「Burnout」プロジェクトを開始しました。ここから、彼はコンクリートを革新的な方法で使い、小規模でいくつかのオブジェを作るというアイデアを発展させました。イタリアに戻った彼は、このプロジェクトのために、Ideal Workにアドホックなコンクリートソリューションの制作を依頼しました。
フェルトリンは、スイスの建築家ピート・ツムトール氏がブルーダークラウスチャペルで使用した技術にインスピレーションを得て、Ideal Work®の装飾コンクリートを革新的な方法で使用し、このコレクションに不可欠な要素である火とともに、小規模なデザインアイデアをいくつか作りた。
Burnoutの作品は、コンクリートを流し込む前に、木と紙を入れた型を制作することで作られています。その後、中の紙を燃やすのですが、炎とともに消えるかと思いきや、小さな層がしっかりと残るという異変が起こります。紙という使い捨ての素材が、炎で消えるかと思いきや、残って何十年も使えるものになるわけです。
「焼けた表面の言語を定義するためにまだ努力しているところですが、同じアイテムの限定シリーズを作る場合でも、結果は毎回異なることは明らかだと思います。このユニークな効果を保証してくれるのは、火そのものなのです。私は大まかな形をコントロールすることができますが、火はコンクリートを彫刻することによってのみ最終的な結果を決定し、この予測不可能で驚くべき結果を生み出すのです。」
Burnoutプロジェクトは、London Design Festiva 2018、Future Heritage 2018、2019 Collectionで発表され、最近ではミラノ2019のサテライト展に参加しました。
フランチェスコ・フェルトリンとは誰なのか？
トリエステの大学で建築を学んだフランチェスコは、2016年にロンドンに渡り、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでデザインプロダクトの修士号を取得しました。この時期に、コンクリートやセラミックの作品制作を開始しました。
彼のスタイルは一目瞭然で、残忍で実験的、サイケデリックで自由でありながら、頭脳的で整然とした言語である。機械技師の家庭に育ったフランチェスコは、この科学的で厳格な世界と、イタリア人教師である母親から受け継いだ素晴らしい感受性を兼ね備えている。彼の芸術にとって実に興味深い組み合わせである。
彼の使命：現在、現実的で目先のことにとらわれすぎている社会の中で、文化に重要な位置を与えること。
「文化には時間が必要で、私の作品にも勉強や素材選びに時間が必要です。だから、Ideal WorkにBurnoutのプロジェクトに参加してもらいました。同社はMicrotopping®のような革新的で性能の良い製品を数多く開発してきただけでなく、特定のカスタム製品を開発することができ、素晴らしいプロ意識と素材に対する深い知識を示してくれました。」