葉っぱを売って2億円

徳島県にある上勝町は、町の中でも日本一
人口が少なく約2000名。

高齢者比率が高く深刻な過疎化の問題を
抱えている町です。

この町は木材とみかんの産地でした。

しかし外国産の安価な輸入木材によって
木材産業は低迷。

さらに1981年の大寒波でみかんが
全滅するという不幸が町を襲いました。

町のみんなが絶体絶命のピンチに
立たされ、町の人々から笑顔が
消えたそうです。

当時農協の職員だった横石氏は
しいたけやキウイフルーツなど新たな
作物への転換をはかろうとしましたが
どれもうまくいきません。

そんな中、出張先のお店で食事をして
いると、女性客が料理に添えられた
「紅葉の葉っぱ」を見て大喜びしている
姿を目にしました。

「つまものをあんなに喜んでいる」

くわしく聞くと、

つまものはお店の人が山に採りに行っているらしい、

「町の大半は山だから葉っぱならいくらでもある」
「つまものを町の名産品にしよう!」

横石氏はそう思い行動に移します。

最初はアイデアを話しても誰も
相手にしてくれません。

誰も葉っぱが売れるなんて想像できなかった
のです。

わずか数件の農家の協力のもと
試験的に事業がスタートし、

初年度の売り上げは約120万円。

横石氏は料理店への営業を続け
ながら。「葉っぱ」を商品にする
ためのノウハウを蓄積していきます。

その後、株式会社いろどりが設立され、
売上は2億を超えるまでになります。

過疎化が進む、高齢者ばかりの町で
新たなビジネスを生み出したこの話は
日本中に元気を与えてくれています。

この話の映画に出演した中尾ミエさんが
町の老人に尋ねます。

「儲かりますか?」
「はい!儲かります!」

町の人は元気にそう答えたそうです。

この話は「単にいいアイデアを思い付いた」
というものではありません。

初年度が120万円の売上からスタートして、
2億を超えるまでには何年もかかっています。

時間がかかっても、少しずつ人の協力を
得ながらやり抜く力が結果につながった
のだと思います。

「絶対にできる!」そう思わなければ
状況は何も変わらない。

継続しなければ、変えられない。

この話を知って改めてそう思いました。