王将と近鉄電車から考える顧客の時間

家族で近所の王将に夕食を食べに行きました。

我が家はあまり外食しない方だと思いますが、
嫁が長男に

テストで100点取ったら晩御飯食べに連れてってあげる

と言ったら、珍しく本当に100点を取って帰ってきました!

長男のリクエストで王将に行くことになったのです。

そこは夕食時はいつも混んでいて、たくさんの人が
順番待ちをしていました。

しかし今回は予約をして行ったので待ち時間は
ほとんどなく、あっという間に席に着くことができました

子供達は

餃子はみんなで食べる分を頼むのか?
チャーハンは分けるの?

とか、まあいろいろ悩みながらも
やっとオーダーが完了です。

食事が来るのを待っている間、何する?

(長女に)そういえば100点とったことある?

とか話していると もう最初の料理が
運ばれてきました

はやっ!

王将はどのお店でも料理が出てくるのが
早いイメージがありますが、
とんでもない早さです。

そして食べ始めると、次から次へと
料理が運ばれてきます

オーダーが入ってから料理をテーブルに
置くまでの時間を短くするために
考え抜かれたやり方、手順があるのでしょう。

あるメニューだけが特別に早いのではなく
全てのメニューが他のお店より早く出てきて

体感値で言うと普通の店の半分ぐらいの時間に感じます。

料理が出てくるのが早ければ
その分、お客様が帰るまでの時間も
短くなります。

席の回転が早いので、混雑していても
少し待てば席が空くと思って待ってくれます

スピードは最大のサービス

これは大和ハウスの創業者である

石橋信夫氏の言葉ですが、
確かに多くの人が早いことに価値を感じます。

新幹線は速いのぞみの料金は高いですし、
工期が短い建築法だと人が少なくて済むので
安いのか、と言うとそんなことはありません。

レジを済ませて帰るまでの時間が
短くて済むお店は大抵人気があります。

ただし早い短いことが喜ばれるのは
お客様にとって何のメリットもない
無駄な時間が少ない場合です。

逆に言うと、いっけん無駄な時間を
有益な時間に変えることができれば
早くなくてもいいわけです。

近鉄電車は新幹線や高速バスに押されて
京都~名古屋間の特急列車の
利用者数の減少に悩まされていました。

新幹線だと1時間のところを
近鉄だと約3時間かかります。

これは高速バスと同じぐらいの時間で、
価格は高速バスの方が安いのです。

ここで、近鉄電車は新たな価値を提案します。

到着までに集中して仕事をすることができ、
その後少し休む時間も確保できる3時間
としてアピールし始めたのです。

1時間では1つの仕事はできても
その後休む時間はありません。

高速バスだと集中して仕事をすることは
できません。

このように移動時間を「有効に使える時間」
として販売して利用者数を回復させました。

この場合、基本的に商品は変わっていないところが
面白いところです。

顧客にとって無駄な時間を省くことができないか?
その時間でもっと価値を提供できないか?

是非考えてみてください。