居場所ビジネス

突然ですが、あなたは会社や家庭の中で
自分の居場所がありますか?

あるいは会社や家庭以外のどこかに
自分の居場所はあるでしょうか?

私は幸いにも家庭の中で自分の
居場所がありますが(今のところ)
世の中には自分の居場所がない、
と感じている人がたくさんいるようです。

先日、知人に小さな飲み屋さんに
連れて行ってもらいました。

昔からどこにでもあるような、
町の小さな飲み屋さんです。

外観は古臭く、はじめて入るのには
少し勇気が必要な漢字すらします。

そんな小さな飲み屋さんですが、
お酒を飲みながら、話をしていると
だんだんとお店が混んできました。

混んできたといっても座席数が
少ないのでたいしたことはないのですが。

「混んできましたね」

私が言うと

「いつもこんな感じですよ」

「ここ意外と人気あるんですよ」

と知人が言うと

「意外って!」

とお店の人がツッコミを入れてきます。

店主の方ははじめて来た私も含めて、
全てのお客さんに話しかけ
笑いを振りまいていました。

お客さんはみんなこの店を居心地のいい
第3の場所としているようです。

言ってみれば、スターバックスの
飲み屋版でしょうか。

スターバックスは店員がフレンドリーで
オシャレな落ち着く場所であるのに対して、

この飲み屋さんは、フレンドリーで
飲み友達ができる場所なのでしょう。

今はなくなりましたが、東京の下町に
ダイシン百貨店という超地域密着の
百貨店がありました。

その百貨店は半径500メートルシェア100%を
掲げて足元商圏の顧客を捕まえて離さない、
そんな経営をしていたのです。

長い歴史がある百貨店なので、
地元の固定客がいるのは当然です。

しかし、店舗が休日の元旦を除く364日
毎日欠かさず来店する人が160人もいたそうです。

当然お年寄りの方ですが、一年間毎日
通い続けるって・・・

自分の居場所以外の何物でもありません。

飲み屋さん、小売店、サービス業など
業種、業態にかかわらず、
居場所を提供すること自体がサービスに
なり、独自の強みになるのですね。