商品にこだわると売れなくなる

前回、売り手の都合でつくりあげられた商品は
売れないという話をしました。

このことはきっと誰もが納得してくれるはずです。

しかし、多くの人は自分がそのような商品を
つくっているという自覚がありません。

ここがとても厄介なポイントです。

商品の作り手は皆、お客様のことを考えて
最高の商品をつくろう、役に立つ商品を
つくろうと思っています。

なので、自分の都合を優先して商品を
つくっているという感覚なんてありません。

ここで少し立場を変えて考えてみましょう。

まず、購入する側として商品やサービスを
選ぶ時、どのような基準で選ぶのでしょうか。

もちろん、購入するものや金額など、
さまざまな条件があるので、全てが同じ
基準で選ばれるわけではありません。

しかし、極論すると商品を購入する理由は
「欲求」と「悩みの解消」です。

つまり、欲求を満たしてくれそうな商品、
あるいは悩みを解決してくれそうな商品を
選んでいるはずです。

または解決策を提供してくれそうな
会社・お店を選んでいるとも言えます。

本当に解決してくれるかどうかは、
購入する前にはわからないのですが、
少なくとも解決できそうに見えなくては
選ばれません。

では一度、あなたの見込み客が抱えている
欲求と悩みを考えつく限り全てを書き出して
みてください。

この時どんな些細なことであっても書き出します。

得たい結果、体験、感情、モノ、評価、スキル、
地位など、見込み客が望む全てを制限なくです。

100個では足りません。
300から500個ぐらいは出てくるはずです。

その内あなたは今現在どれくらいの解決策を提供
できているでしょうか?

もちろん、そのすべてに対して解決策を提供
できるはずはありません。

その中から、自分が提供できるもの、
ライバルの強みと弱みなどを考慮して
選択するわけですが、ほとんどの商品は
解決できる範囲がある一部に偏っている
傾向にあります。

このことに気付くことができれば、
商品の作り方も変わってくるはずです。

商品から発想を広げようとする限り、
狭い範囲であれこれ考えてしまいます。

商品はいったん頭から追い出しましょう。

見込み客が望むことに対して商品と
サービスを当てはめていく。

なければつくる。

そしてテストする。

こうして完成度の高い商品が出来上がります。